近頃、仕事に行くのが面倒だなと感じている。
もっと詳しく言うなら、今やっている仕事はわざわざ片道一時間半もかけて行くような内容でもない気がする。
私は現在埼玉県の実家住まい。
おそらく私と似たような、埼玉や千葉や神奈川あたりから都内に出てきて働いている方はたくさんいると思う。
だいたいみんな一時間から一時間半くらいかけて電車で通勤していると思う。
だから、べつに特別自分だけ通勤が長いとか、そう考えているわけではない。
けれど、約10年も同じ時間に同じ道を行き来していたら、うんざりしてきた。単純に飽きてきたんだろうか?
道のりが果てしなく感じる
私の場合、まず家から最寄り駅まで徒歩20分と絶妙に近からず遠からず。バスは見事に家の周りを避けるように通らないので乗れない。
近頃は駅前の自転車置き場が有料化したので、自転車を使うのもなんとなく気が引ける。
小学生の頃から同じところに住んでいるのであまり考えたことがなかったが、どうもこの駅まで徒歩20分というのはわりと長い方らしい。同僚に何気なしにこの話をしたら「えっ!そんなに毎日歩いてるの!?わたしはムリ!」と強めに言われた。
・・・そうなのか。
この20分が雨だととたんにしんどい。豪雨だともう言うまでもない。
そして超暑がりなので夏がしんどい。駅までの最短距離の道中はほとんど木陰もないのでひたすら暑い。日傘のありがたみをひしひしと感じる。
せめて家と駅がもう少し近ければいいのに。
でもきっと、他にもがんばって駅まで行ってる方もいるよね。大変だよね。
電車もあまりやりたいことはできないよね
電車には片道45〜50分ほど乗っている。乗り換えはないので、それだけは本当に救いだ。
でも、この45分も、積もり積もるとけっこうな時間になる。これが一年だとすると何日分・・・とか、もう計算したくもない。
電車の中って、人によっては「勉強する!」とか「パソコン開いて仕事を片付けます!」みたいな攻めてる人もいるけど、私はすぐ隣に誰かがいる場所であまりそういうことはできない。というか、集中できない。
それに体がでかいので、あまり隣に腕やら尻やらぶつけて不快な思いをさせないように体を縮めて座っているので(なので姿勢が大変悪く見える)、あまり大したことができない。
私は電車ではもっぱら読書しているが、むしろ自分の中では読書しかほぼ選択肢がない状態なのである。なかなか身動きがとれず不便きわまりない。
あ、でも電車のなかの読書はものすごく捗るのでオススメ。たぶん電車が一番集中して
読めると思う。
うーん、でもなぜ勉強はだめなのに読書なら大丈夫なんだろう。わからん。
もっと物事にゆったりと取り組める時間がほしい
他にも電車が来るまで待つ時間や、会社の最寄り駅から会社までの時間やら諸々含めると大体片道一時間半ほどになる。
家に帰ってもあまりたくさんのことをこなす時間がないので困る。
私はなんでもゆったり取り組む人間で、あまりキビキビてきぱき動くのは苦手なので、何かひとつやるにしてもおそらく普通の人より時間がかかっていると思う。
それに仕事帰りは疲れもあるのでなおさら進まない。
本当はいろいろやりたいことはある。
漢検の勉強もしたいし、英語の勉強もしたいし、部屋の片付けもしたいし、たまっている洗濯物にアイロンをかけたい。本も読みたい。なんならゲームしたい。
けど実際はこの中のどれかひとつを1日の中でこなせれば良いほうだ。なんとも情けない話である。
もう少しひとつのことにじっくり取り組める時間が欲しい。このままの生活だと、何もなし得ないまま老人になりそうで恐ろしい。
時間がもったいないと思うなら、行動する勇気も時には必要
ネットで家の近所のバイト求人など眺めていると、今の仕事と大差ない時給のものが実にたくさん見つかる。
どうせ同じような額だったら、家から近くて通うのが楽なバイトでも良いんじゃないかと思ってしまう。
いや、わかってる。そんな、金額だけの単純な話ではないということは。
でも、例えば片道一時間半と20分とだったら、20分のほうが自分の思いどおりになる時間をそれだけ増やせることになる。
それに電車に乗らなければ満員電車などのストレスも無くせる。
時間は誰にも1日24時間だ。
だったら、時間だって十分に自分の価値だ。
もし今の状況をどうにかしたければ、転職するか、会社の近くに引っ越すことになるだろう。疲れすぎて考えられなくなる前に、思いきって決断することも大事だと思う。
こんなことを私も偉そうに書いているけれど、去年から異動してきた部署がなかなかハードなところで、もうすでに疲れている。
休みの日は疲れてしまって寝ていたいから、ほとんど出かけない、というか出かけられない。
なんだか、仕事するために生きているみたいだ。
来年の3月でちょうど勤続10年だし、そのあたりで辞めようかどうしようか考えている。
もっとゆとりのある生き方を考えていこう。
これを読んでくださったあなたも、無理はしないでね。