いまさら読書

おだやかに生きていくために試行錯誤するブログ

「お着物」じゃなく普段着としての「キモノ」を着たい

こんにちは。

着物を普段着に取り入れたいと思うるかです。

 

でも、着物を着るのって、あらゆる方面でハードル高い気がしませんか?

着物に関する本を読むまで、私もそう思っていたんです。憧れはあっても、現実的に着られるわけがないって。

今回はそんな色々個人的に思うことを綴ります。よければ暇つぶしにでもお付き合いください。

 

そもそもなんで着物を着たくなったのか

以前から、自国の民族衣装を自分で着られないってどうなのよ?とは思っていたのです。今、ほとんどの日本人は自分で着られないですよね。

私は七五三と成人式でしか着物を着たことがない典型的現代人です(あ、一度だけ夏祭りで知り合いから借りた浴衣を着たような気がする)。

 

つい最近まで特に着物のことなんて頭のなかにこれっぽっちもなかったのに、あるマンガをよんで、突然ハッとしたのです。

 

そう、そのマンガとは

読んだことはなくともタイトルはほとんどの人が知っているであろう、

「鬼滅の刃」です。

 

昔の人は着物が普段着で当たり前だった

あなたがもし鬼滅の刃を読んだことがあるならもちろんご存知かとは思いますが、あの物語の舞台は大正時代、つまり日本人のほとんどがまだ着物を普段着にしていた時代です。実際、登場人物のほとんどが着物です。

 

読んでいてフッと「あ、昔はこれが当たり前だったんだ」

と思ったのです。

 

むしろ、日本の歴史の中のほとんどを人は着物で過ごしてきたはずで、洋服がメインになっている今のほうが非常事態なのでは?と感じたのです。

そう思ったら、なんだか自分で着物を着られないことがもどかしく感じてきたのです。

 

 

でも今の着物って着るのハードル高いしなんか普段着って感じじゃない

私の職場があるところは場所柄、比較的着物の人が多めの地域です。

でも、道行くどの着物の人を見てもなんだかクラブのお姉さま(?)や、お稽古のために着てます!みたいな古典的な花柄で、しっとりツルンとした生地で、きっちりおはしょり作って、帯はお太鼓結びばかりで、エナメルのツヤツヤした草履でおしとやかに歩いて・・・

 

いやもちろん、それが決していけないわけではないです。ただ、

昔の人、こういう雰囲気では着てなかったんじゃないか?

と思ってしまうのです。

 

私が着たい着物のイメージは、

・綿とか麻のガシガシ洗える生地で、

・縦縞とか格子柄みたいなかつて庶民が着ていた柄で、

・補正もしないで軽やかに、おはしょりが甘くても気にしないで、

・帯結びはスッキリした貝の口なんかで(ご存知なければ画像検索してみて下さい)、

・木の下駄をつっかけてどこへでも歩いていく

というような、つまりとことんカジュアルに着たいのです。

 

記事タイトルにも書きましたが、私の中では今の着物ってあえて言葉にするなら特別感がある「お着物」なんです。

そうじゃなくて、昔当たり前に着ていた頃のカジュアルな「キモノ」を着たい。

 

しかし、気持ちでは着たいと思っても、

そもそもどこで買うのか、値段の相場もよくわからないし高そう、というかそれ以前に自分で着られない、ただ好きなだけで趣味の延長ってだけで着物着る人を街中で見ないから自分だけそんなことをしてたら浮くんじゃないか・・・

とまあ、あらゆる問題山積みです笑

 

電車で見たデニムの着物の人

そんなあるとき、仕事帰りのそこそこ混んでいる電車の中で、着物のお姉さんが私の向かいに座っているのを見ました。

彼女をよく見ると・・・

 

あ、あれデニムでできてる。

 

衝撃でした。デニムの着物なんてあるんだ。ジーンズみたいなあの生地が、着物の形になっている。

それに、着物の下の襟周りがよくある真っ白じゃなくて、白とクリーム色のボーダーで、黄色い足袋をはいていたのです。

デニム地の着物がアリかナシかはひとまず置いといて、でも生地や柄や色使いや小物を工夫すれば普段着っぽく着られるんだと、彼女を見て妙な自信が出てきました。

 

というわけで、それから私は自分のような着物のことをまったくわからない人の背中を押してくれる本がないかと探してみたわけです。

そしたら、なぁんだ、けっこう見つかるではないですか。

 

次回、そんな素敵な本たちをご紹介します。

大したことを書いてないのにここまで読んでくださってありがとうございます。

ではまた。